年度の切り替わりは、単なる区切りではありません。
自分や周りで様々な移り変わりあったり、会社や社会の動きにも変化が多くなります。
特に仕事においては自分自身を見直し、次のステージに進むための“節目”。
自分を更新できる絶好のタイミングです。
このタイミングをどう使い、どう取り組むかで、1年後の自分の立ち位置は大きく変わります。
その先を思えば、学びと成長は大きく違ってきます。
だからこそ、あえて意識したい『MAEKIES流・7つのポイント』
1.「リセット」ではなく「アップデート」と捉える
研修では、「〝完了″とは? その重要性」を説きます。
一つの区切りであり、新しいスタートであると。
これは作業や行動、結果のみならず、自己メンタルこそ重要です。
意識と心、自分の思考を完了し、整えることでアップデートの源泉になります。
うまくいったこと、うまくいかなかったこと、成功も失敗も、中途になってしまっていることも含めて、
すべてが自分の資源です。
何を活かし、何を変え、何に再び挑戦していくのか?
過去をなかったことにするのではなく、
“何を持ち越し、何を変えていくのか”を明確にする。
そして、言葉にしてスタートです。
2.上司の「期待値」を言語で確認する
評価される人は、期待値のズレが少ない人です。
高い評価とは、会社や組織の望む「成し遂げたい目標や辿り着きたいマイルストーン」に達してこそです。
そこには数値的達成のほか、状況やプロセスの価値観に沿った達成、モラル的な達成など、
多様な達成要素がこめられ期待されています。
期待されている成果や行動について、「だいたいこんな感じ」のままにしていることが意外に少なくありません。
遠慮せず、上司に一度しっかり聞いてみることがお勧めです。
なんとなくではなく、「今年、自分に何を期待していますか?」と。
一や二を聞いて、十や二十を察してみましょう。
身近な先輩に聞いてみたり、仲間と話したりすることも、明確さをとても高めます。
プロであり、楽しく親しみのある社内風土。
温かで、信頼があり、互いに助け合う人間関係。
そんな組織だからできる適切なコミュニケーションは、いつの時も大事です。
3.自分の「役割」を一段高く定義する
同じ仕事でも、 「言われたことをやる人」 と 「目的を考えて動く人」 では価値が違います。
その目的の意味や重さ、その先にどうなっていくのかを想定する。
「だからこの業務が必要なんだ」 「では、このやり方の方がベターだ」 などと、時間やコストを削減できる可能性を発見します。
見つめて、見極めて、謎や疑問は新たな課題として解決へと取り組む。
すると、もっと良い案が浮かんできたり、別の改善策に気づいたり、発想が高まる。
そのうえで、時には意見や提案を掲げてみる。
去年と同じ仕事であっても、“視点を一段上げる” だけで成果の質は劇的に変わります。
4.苦手を一つだけ決めて克服する
苦手課題をしよう、と思うとき、カギは 「全部やろうとしない」 です。
“まず一つだけやる!” この始め方が、結果として大きく変わります。
そもそも、苦手な事とはたいてい〝好きじゃない″こと。
元々から、もしかするとずっと以前から、苦手意識がぬぐえずこれまで来てしまったことも少なくありません。
克服すべてを変えようとすると、意欲はあっても続かないものです。
先ずの“一点突破”が、結果的に自信とやる気を引き上げます。
5.関係性を“自分から”つくりにいく
仕事は一人では完結しません。
年度初めは、新しい関係性をつくる絶好のタイミングです。
人事の異動や新入など新しい出会いはもちろん、やり方やルールが変わったり、オフィス内のレイアウト変更、出勤日順番の入れ替え、いろんな変化がある時期。
世間も移り変わりが多く、近所に新しいランチ場ができたり、いつものカフェが美味しそうなランチメニューを始めたり。「お昼、あそこ行ってみない?」などと、声かけのきっかけも増えます。
これまでの関係性に磨きをかけるにも、関係の修復もしやすいとても良い時期。
待つのではなく、声をかけてみよう。
特に異動者・新メンバーには、自分から。
6.「報連相」を“価値提供”として捉える
報告や連絡は〝単なる義務″ではなく、相手への支援です。
どんな情報が役立つのか?
メール? まずは電話? 資料はどうする?
どういう報告スタイルが、今は適切なのか?
「この情報があると助かるだろうか?」という視点を持つこと。
特に、「全体を見ている上席」 と 「現場で奮闘する自分」 の立場での、視野と視点の違いを留意。
特に相手の身になって『報告』や『連絡』を考え、工夫しよう。
単なる報告や表面的なものではなく、“相手の判断を助ける情報=価値と意味のある知らせ”を意識する。
7.自分なりの「1年のテーマ」を持つ
職務や任務に真剣に取り組むほどに、迷ったり悩んだりは多くなります。
それは、アイデアや選択肢が幾重にも浮かんでくるアグレッシブな姿勢ゆえ。
言われたことを最低限こなしているのならば失敗も最低限です。
しかし、積極的に果敢に職務を上質化し、成果を上げていこうとすれば、自分の行動レベルは自然と高くなり難易度もあがります。
だからこそ増える難儀な課題への取り組みも複雑化します。もっと調べなきゃ、勉強しなきゃ、とか、関係者とのコミュニケーションや配慮を意識しよう、とか。
迷い、悩み、落ち込みさえ多くなるのは必然なのです。
迷ったときに立ち返れる 『軸』 がある人は、決してぶれません。
自分流に、シンプルで構わないのです。「今年はこれでいく!」と決めてみましょう。
「信頼」 「スピード」 「穏やかに」 「挑戦」 「受け容れる」 「即断即実行」 「優しく」 「必ず確認」・・・
自分が携えた強い思考アイテム。迷ったときの判断軸です。
そして “キャリア・グロウス”、自分を高めていく成長目標となるのです。
紙でもスマホでも構いません。
「今年、自分がどう成長したいか」 一言で書いてみましょう。
“信頼される人になる” ”スピードを上げる” ”人にやさしくしよう” 、、、
言語化した瞬間から、行動が変わり始めます。
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新しい年度のスタートは、実力差が出る時期。
まだ誰も差がついていないようで、実は最も差がつきやすいタイミングなのです。
ほんの少しの意識の違いが、1年後の自分を大きく変えます。
会社も組織もチームも、すべては “人が活きるかどうか” にかかっています。

