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美容室派にも『たまには床屋さんへ行こう!』~縁起がイイ!理髪店への注目

おしゃれに気遣う男性ほど活用したい『床屋さんメリット』

女性の美容室利用は当然として、男性陣の近年では、20~30歳代を筆頭に美容室・ヘアーサロン等の利用が年々増加しています。オシャレである、好みの美容師さん(ヘアスタイリスト)がいる、意外とお手軽、など、その理由は様々です。しかし、理容室いわゆる『床屋さん』が嫌だ、といった理由が特段あるわけでもなさそうです。中には床屋さんに行ったことがないという人もいたり、ただ単に『床屋さん』の良さが周知されていないだけなのかもしれませんが、年々その営業店舗数も、新規の理髪師資格取得数も減少傾向ですので、とても残念な気がしています。

床屋さんには、味わい深い良さがたくさんあります。おしゃれに気遣うからこそ、の床屋さんの良さと活用の秘訣をみてみましょう。

 

『床屋さん』と美容室の大きな違い~美容室は「お任せ」、床屋さんは「自分好み次第」

美容師さんやヘアスタイリストさんは、一言でいえば、ヘア・デザイナーです。つまり、それぞれの方のヘア・デザイン観があり、その美観や好みも様々で、その視点に立ってカットとバランス取りの技術を駆使されます。だからこそ、あの美容師さんの感覚が合う、センスがいい、となり、それが評判になればカリスマとなります。「ヘア・スタイルはお任せで」の時には美容室は良いでしょう。しかし、自分自身の首長や好みは意外と反映されにくい側面もあります。

その点、『床屋さん』は基本的に依頼を聞き、忠実にカットする職人気質です。そのご主人の持論や主張は後回し、先ずは、お客さんが望む形、長さ、切り方、に沿っていきます。お店に入って、理容椅子にすわったときの最初の言葉「え~、今日はどんな感じで?」という問いかけに、自分の好みや望みを依頼すれば、かなりの忠実性でカットしてくれます。

 

『半年に一度は床屋さんへ!』の最大の理由は、顔を当たってもらうこと。

いつも美容室を利用しているという方にも、定期的な整髪総合調整のために『半年に一度は床屋さん』をお勧めしますが、その最大の理由は「顔を当ってもらう」すなわち「シェービング」があること。半年に一度でも利用することで、顔肌をすっきりと整えられる良さがあります。

床屋さんのシェービング=顔当たりの特長は、まず、顔全体をきめ細やかにシェーブしてもらえることで、顔おもてやあご全体に加え、髪の生え際、頬から耳付近、耳自体や襟足の産毛まで、綺麗にしてくれます。顔肌にツルツル感とつややかさが増し、表情がより明るく感じられるのも、気のせいだけではないようです。顔パックをする人にとっても、その効果性もあろうかと思います。

普段、自分でシェーブしている人にとって、細やかには行き届かないような所を定期的にシェーブする、これこそ、おしゃれのベースと言えるのではないでしょうか。

ビジネスでの活躍のためにも。

また、襟足や耳周りをきちっとしたい人にも床屋さんの腕前はおススメです。特にビジネスマンの方には、すっきりとした襟足が似合います。スキっとしたカットと襟元から首周りのシェービングで清潔感も一段とアップですね。米国、例えばニューヨークを闊歩しているビジネスマンを見てみると、比較的短めに整え、襟足がきちっとしています。ほんのちょっとの乱れも許しがたいと言わんばかりのすっきりさが感じられますが、この水準からビジネスでの誠実性も伝わったりするようです。

この他にも、パワフルな洗髪やダイナミックなマッサージもいいですね。シェービングと洗髪の合わせ技は、言いようがないほど極上のサッパリ感ですし、マッサージはサービスの一環と思えないほど、頭から首、肩、背中の一部と念入りにもみほぐしてくれて、これまた一時の極楽の味わいです。

これらの整髪、パワフルな洗髪、顔そりや耳、襟まわりまでのシェービング、しっかりしたマッサージまでやってもらえて4000円程度ですから、コストパーフォーマンスも上々です。

 

『顔を当たる』?

ところで、なぜ、「顔を剃る」と言わず、『顔を当たる』と言うのでしょうか。

床屋さんに行くということは、身も心もきちんとする、身綺麗、清らかにする意味合いがあり、年の瀬に床屋さんに行くのも身綺麗にして新年を迎える意が込められています。言わば縁起が関係してくるのですが、そこで「顔を剃る」よりも『顔を当たる』という、縁起を担いだ習わしがあるようです。逆に、病や床に臥せっている時には慎重になるのも、「散髪」という語呂から、体や命が散ることへの回避とも言え、病人を見舞う時に鉢植え(=根付く)やユリなどの落花もの(=花が落ちる)を避けたりする意気と似ていますね。

昔の人々にとって、床屋と風呂屋は社交場だったと云いますが、ご近所さんとのひとときを、縁起良く盛り上がる粋な会話を楽しんだのでしょうか。

どこかレトロで懐かしく、古き良き習わしが漂い、実生活に役立つ良さや魅力が随所にある『床屋さん』、年に一度や二度くらいでも、整髪の定期的なリフレッシュに訪問してみてはいかがでしょうか。縁起良く、顔も当たってもらいましょう。

 

 

 

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