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『毎日ケーブルカーを動かしている人』

「働く人」は世界中にいます。いろいろな仕事があり、いろいろな職場があります。MAEKIESでは多くの研修、セミナーを通じて、いろいろな職業の方々とお会いしています。移動中や休憩中でも、街を歩く人を見ていて、「どんなお仕事をしているのだろうか」とか、お店で働いている人の様子から、「楽しいのかな?大変なのかな?」などと、思い馳せてみたりしています。
 
出張の合間、「ケーブルカーが職場」の人に意識が向きました。
アメリカSan Franciscoのケーブルカーを運転する人達は、面白おかしく話しては周りを笑顔にしている人、只々唄い続けて運転している人、静かに黙々と仕事する人、などなど多様です。観光客も結構いるためか、パフォーマンスめいた高いテンションで運転している人も結構いますが、機関銃の様にしゃべくりながらも、停車場でのお客さんの乗り降りは決して見落とすことはなく、きっちり料金を徴収しています。当然ですが、プロ、ですね。
 
写真のこの方は“寡黙派”。
黙々と運転していて、一見、いや乗っている間ずっと怖そうでしたが、終点の操車ポイントに到着すると、わずかな柔らかさが感じられました。しかして話してみると、これが意外。朴とつとしていながらも、とても穏やかな話し方で優しい。今の仕事が好きで、サンフランシスコの街が好きで、毎日の仕事が楽しいのだそうです。
人が一生懸命に働いている姿は素敵です。それが、“楽しく、真面目に”であれば、なお更です。

女性なら美しくもありましょう。男性ならカッコいい、とか。つまり、光って輝いているということ。
よく、カッコいい仕事、などと言いますが、本当は職業自体は全然関係のない事で、「仕事が」カッコイイのではなくて、「仕事をしている人が」カッコイイのです。そのカッコよくやっている人の仕事はカッコよく見えるのでしょう。どんな仕事でも、何をするのでも、楽しんでやっていたり、ひたすら無心にやっていると、輝いてくるのですね。きっと、『その人らしく』 輝くことでしょう。

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