2021年 ― 分断の時代に問われた「マネジメントの本質」
「会えない時代に、信頼はどう育てるか」
2021年。
私たちは「距離」というものの意味を、改めて考えさせられている。
物理的距離は広がった。
しかし、心理的距離はどうだっただろうか。
リモートワークの浸透により、営業組織のマネジメントは大きな転換期を迎えた。
「顔が見えない」「数字しか見えない」「会話が雑談から始まらない」。
多くの管理職が、これまで無意識に頼っていた“空気感”を失った。
だが、ここで問われたのは
手法ではなく「本質」だった。
すなわち、やはり「やり方」ではなく『在り方』である。
管理ではなく、理解 ~手法ではなく「本質」
従来のマネジメントは、
ある意味「目が届く」ことを前提としていた。
しかし目が届かなくなったとき、
真に必要だったのは「観察」ではなく「理解」だった。
・この人は何に不安を感じているのか
・この人は何でエネルギーが上がるのか
・この人は何を言語化できずにいるのか
距離があるからこそ、
問いの質が問われる。
数字の裏にある物語
営業成績が落ちた。
それは事実である。
だが、その裏にある物語を聞いているだろうか。
2021年これまで、多くの現場で起きていたのは
能力低下ではなく「心理的エネルギーの消耗」だった。
上司の役割は、
改善策を提示することではなく、
まず「状態を整えること」に移った。

